犬のアレルギーに獣医おすすめのドッグフード

犬のアレルギーには様々な原因があります。 体内に侵入してきた異物や細菌、ウイルスなどを排除しようとする免疫反応が過剰に働き、皮膚炎や腸炎などの炎症を起こします。

治療は抗生物質や抗炎症剤などの薬剤投与とアレルギー反応を抑制する食事療法が行われます。 最近では、療法食以外でも獣医が食事療法としてすすめるドッグフードがあります。 それぞれについてご紹介しましょう。

療法食

獣医師の多くがすすめるのが療法食です。 消化性を高めた設計となっています。

とくに、食物アレルギーのアレルゲンとなるタンパク質は、加水分解され、ペプチドレベルの小さな分子になっていますので、免疫細胞が認識しにくくなっています。 消化吸収に優れているため、栄養分を早く体の隅々にまで届けることができますので、胃腸などの消化機能を高め、皮膚本来のバリア機能の回復にも効果的です。

しかし、消化性を高めるための加水分解は栄養補給には優れていますが、食物自体の風味を損ない、食いつきは良くありません。

オーダーメイドのドッグフード

最近増加傾向にあるのがオーダーメイドのドッグフードです。 動物病院が窓口となっているところもあり、獣医師の診断に基づいたアレルギー対応、飼い主からの食事に関する嗜好や希望を聴聞し、ドッグフードづくりに反映させたオリジナルのドッグフードが作られます。

ただし、診察やカウンセリング後に製作開始となるため、ドッグフードが手元に届くまでに時間がかかります。 また、オリジナルのドッグフードですから、食いつきはいいのですが、価格面も高くなります。

手作りのドッグフード

医食同源という考えの下、手作りのドッグフードを進める獣医師も多くなっています。 市販のドッグフードを否定するのではなく、愛犬がおいしく食べて健康になる一つの方法としてすすめられています。

アレルゲンを除いた除去食ということでは、療法食と同じです。 最も力のある季節の旬の食材を使い、愛犬の嗜好に合った食事を手作りするだけです。

適正な食材と与えてはいけない食材を把握していれば、味付けは不要ですから、調理は難しいものではありません。 厳密な栄養計算も不要で、全体的な栄養バランスを考えればいいとされています。 人の食材を工夫するだけですから、経済的な負担も低いものです。

アレルギーでも、おいしく食べて元気になって欲しいのが飼い主さんの思いです。 絶対的な方法はありません。 家庭の状況に合った無理のない方法で対応しましょう。