全年齢に対応したドッグフード

全年齢に対応したドッグフードは、自然の食生活では幼犬・成犬・高齢犬は同じものを食べているから、年齢やライフステージによってフードを替える必要はないという考え方に基づいて作られています。 与える量を調整することで、全年齢に対応します。

成長期の子犬は、人間の約10倍のスピードで成長し、成犬の約2倍のエネルギーを必要としますので、できるだけ多く食べさせる必要があります。 活動量も多く、必要エネルギー量を満たすための食事量を摂るのは難しいので、肥満の心配は少ないものです。

子犬にとっては粒がやや大きすぎることや胃腸などの消化器官も十分に発達していませんので、多少お湯でふやかすと食べやすくなり、消化も良くなります。 成長状態に応じて、ふやかし方も変えます。 歯がしっかりしてくれば、芯を残し、噛みごたえを感じるようにしていきます。

成犬に近づくころから体形や体重に注意し、徐々に食事量を減らします。 急激な成長が収まると、身体を大きくするための栄養は必要がありませんので、身体を維持するために必要な体重に応じた規定の量だけにします。 食べたがるから与えるということを繰り返すと、肥満になってしまいますので、注意が必要です。

高齢犬になると、運動量が少なくなり、身体の機能の低下に伴い、食欲も落ちてきます。 摂取カロリーを抑えるためには、食事の量を減らさなければなりませんが、自然と残すことも多くなります。 ただし、高齢で太ってしまうと、足腰に負担がかかりますので、十分注意しなければなりません。

全年齢に対応したドッグフードは、一つのフードだけを利用しますので、簡単で便利なように思えますが、健康面に不安はあります。 基本的には、年齢に合ったフードを与える方がいいでしょう。

子犬用は食べやすいように小粒の高栄養高カロリーで、消化性も高くなっており、少量で十分な栄養が摂れます。 高齢犬用は高タンパク低カロリーで消化性が高くなっています。

骨や関節、生活習慣病などの予防や改善にも優れた成分を配合したものもあります。 長寿犬が増えているのも、こうした年齢ごとにきめ細かに配慮されたドッグフードの普及したおかげです。