ドッグフードの成分表の見方

ドッグフードの成分表は、粗タンパク質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分、水分の5つの栄養素について表示することが義務付けられています。 その他の成分については、必要に応じて記載されています。

栄養成分の表示に「粗」という表記が使われていますが、「粗末な」という意味ではありません。 「粗削り」という言葉の「粗」で、「大まかな」という意味です。

例えば、タンパク質の成分分析では、純粋にタンパク質だけではなく、窒素を含む成分も併せて検出されるため、それを含めた数値を粗タンパク質として表示しています。

成分表の数値の表示は、%の後に「以上」と「以下」と記載されています。 これは、タンパク質や脂肪は、最低含有量を保証する数値を表示しますので「以上」と表示されます。 繊維や灰分、水分は、保証値よりも多いとカロリーの低下や一定の栄養を摂取できない可能性もあるため、最大含有量を保証し、「以下」と表示されます。

粗タンパク質は、筋肉や内臓、血液など、身体の器官や組織を構成する重要な要素で、エネルギー源としても使われます。 犬は人の4倍のタンパク質を必要としますので、含有量は25%以上が理想的です。

粗脂肪も身体を構成する成分で、内臓の保護、体温の維持、脳神経の活性化などの働きがあります。 タンパク質や炭水化物の2倍以上のカロリーを持つ重要なエネルギー源です。 含有量は15%以上がいいでしょう。

粗繊維は、腸内環境を整え、便通をよくし、胃腸の働きを高めますが、過剰になると便秘や下痢の原因ともなりますので、4%以下がいいでしょう。

粗灰分とはミネラル分のことで、必要量は微量ですが、身体を構成する成分でもあり、身体のバランスの調整や機能維持に欠かせない成分です。 必要量は10%以下程度です。

水分は、ドッグフード以外から摂取しますので、フードに含まれる水分量は直接健康にかかわるものではありません。 ドライフードでは、水分量が多すぎると、カビが生えたり虫が発生する可能性がありますので、10%以下にすることで劣化防止の役割を果たしています。