ドッグフードのAAFCO基準とは

AAFCOは、アメリカ飼料検査官協会の略称で、ペットフードの栄養基準や表示に関する基準や規則を制定する団体です。 アメリカでは、連邦政府と州政府の2つの規制があり、誤解を招く分かりにくさがあるため、一貫性を持った基準・規制を設けるために設立されました。

1960年代にアメリカの調査部門NRCは、犬の栄養基準を初めて作成しました。 ドッグフードと水だけで健康を維持できる総合栄養食を具体的にしたのです。

1970年代には、犬の栄養基準を作成。 その後、AAFCOがNRCの栄養基準を受けて、1990年、学会や業界の専門家で構成するCNE犬の栄養専門家小委員会を発足させ、NRCの基準を改定した新たな栄養基準を設定し、世界的に認められたドッグフードの総合栄養食の基準となっています。

総合栄養食として、ドッグフードに含まれるタンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルなどの量を数値で示し、その範囲内での使用を定められています。 新たな基準では、1種類だった基準を成長期及び妊娠出産期用と成犬用に分けています。 各段階で必要とする栄養素の量を分け、また、高齢犬の健康維持のためにエネルギー量の上限を設けるなどの変更が加えられています。

製品としてのドッグフードの栄養価を定めるために、フードメーカーに対してAAFCOの定めた方法で自社の研究室での分析や給与試験を行い、栄養適性を確認するように指導もしています。 給与試験をクリアしたものが総合栄養食として表示され、AAFCOの定める栄養基準に適合している旨が表示されます。

しかし、AAFCOは、認定や承認を行う機関ではなく、栄養基準や規則を制定するだけで、その基準をクリアしていれば、優れたドッグフードというわけではありません。 栄養素や表示については厳しい規制はあるものの、原材料についての規制は緩やかなものです。

ドッグフードの栄養という基本的な部分について規制しているだけで、ドッグフードの質については、各フードメーカーに委ねられているということです。 ドッグフードを購入する際にはAAFCOの基準に適合していることを確認することと、フードメーカーのドッグフードに対する姿勢も参考にするといいでしょう。