一回の食事に適切な量は?

猫の場合は種類は違っても大きな体格の差はありませんが、犬はチワワのような超小型犬とグレートピレネーズのような大型犬では、体重差が何十倍もある大きなものです。 犬種ごとの体重や運動量、季節要因などを考慮した給与量の調整が必要です。

基本的な給与量計算方法

基本的な給与量は、犬種ごとの理想体型の体重から計算します。

1日の必要カロリー計算方法

1日の必要カロリー量=理想体型体重の3乗×0.75乗×70×個体係数となります。 理想体重5㎏の去勢手術をした犬(個体係数1.6)であれば、

  1. 5×5×5=125
  2. 125×0.75乗は計算機の√を2回押します。3.3437…と表示されます。
  3. 3.3437…に70をかけます。234.0591…と表示されます。
  4. 234.0591…に個体係数1.6をかけます。
  5. 374.4945…となり、これが1日に必要なカロリーとなります。

個体係数

個体係数は、年齢や条件などによって異なります。 とくに、避妊や去勢手術の後はホルモンバランスが乱れ、基礎代謝にも大きな影響を与えます。 適切な係数を目安に計算すると、より理想に近い栄養を与えることができます。

離乳から生後4か月齢の場合 3
生後4か月齢から成犬の場合 2
避妊・去勢手術をしていない成犬の場合 1.8
避妊・去勢手術をした成犬の場合 1.6
肥満気味の犬の場合 1.4
7歳以上の高齢犬の場合 1.4
減量の必要な肥満犬の場合 1.0

妊娠・授乳期

妊娠・授乳期の母犬の給与量は、子犬の分の栄養補給も必要としますので、上記の給与量の1.5~2.5倍ほどになります。 母体の状況を見ながら分割回数を増やして与えましょう。

幼犬

幼犬は成犬の約2倍のエネルギーを必要とします。 身体も消化器官も未発達のためたくさん食べることはできません。 子犬専用の高栄養高カロリーのフードを4~5回に分けて与えてください。

季節要因による調整

上記の給与量は基本的な給与量の目安です。 春や秋の気候の穏やかな時期はこれを目安に微調整してください。

犬の苦手な夏は、活動量も少なくなりますので、給与量は約10%ほど少なくします。 逆に、活動量の増える冬は、約10%多く与えてください。

犬の給与量計算は難しいものです。 獣医師広報板など、体重やライフステージなどいくつかの条件を入力することで給与量の目安を計算してくれるサイトもあります。

あくまでも目安で、飼い主が愛犬の体調を見ながら微調整をする必要はあります。 健康のために過不足がないように見てあげることが大切です。