粗悪なドッグフードって?

現在の日本では、粗悪といえるほど品質の悪いドッグフードは販売されていません。

原材料にトウモロコシや小麦、大豆などの穀物を使用しているドッグフードを量増しの粗悪品のように言われることもあります。 犬が穀物の消化が苦手だからです。しかし、現在の技術では、穀物も消化吸収性に優れた貴重な植物性のタンパク源となっています。

療法食などには米や大麦などがメインに使われているものもありますが、消化吸収性が高められており、栄養価が高い上にアレルゲンともなりにくいからなのです。

添加物が多いドッグフードも粗悪品を見分ける基準のように言われています。 栄養添加物のほかに保存料や着色料、香料などが使われています。 それらの添加物は、人の食品にも使用されているものです。

ドッグフード用には、ペットフード業界内の基準、さらに、一段と厳しい自社基準に基づいて、安全な範囲内で使用されていますので、これまで事故などの報告もありません。 むしろ、注意すべきは輸入されたドッグフードでしょう。

海外の製品は肉がメインのドッグフードが多く、犬の食性に適しているから優れているといわれています。 確かに、食性に適し、必要なアミノ酸をたっぷり含んでいます。 しかし、どのような肉を使用しているかは疑問があります。

AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準は、ドッグフードに含まれる栄養成分の最大値や最小値などの基準を設けているだけで、原材料の取得先、取得方法についての基準はありません。

海外では、2007年の北米や欧州までの広い範囲に及ぶペットフードのリコール事件がありました。 メラミンに汚染された中国産小麦グルテンを含んだペットフードにより多くのペットが犠牲になりました。

2012年には、ボツリヌス菌に汚染されたペットフードによる犠牲も出し、人までも命を落としています。 日本では未然に防ぐことができており、ペットの命にかかわるような重大なリコールなども発生していません。

最近では、個人輸入や並行輸入も増加し、耳新しいドッグフードも増えています。 正規輸入品は、輸送方法も専用のコンテナを使用するなど、安全性に配慮されています。 個人輸入や並行輸入では、一般の貨物と同様の扱いとなり、品質や安全性の確保は難しくなります。

国産のドッグフードも見直し、愛犬のためのフード選びをしましょう。