野菜だけのドッグフード

犬はもともと野菜を食べる動物ではありませんので、野菜だけのドッグフードはトッピングとして利用しましょう。

犬は元々肉食で、捕らえた動物の胃の内容物として穀物や野菜を摂取していた程度です。 ですから、穀物や野菜を消化する酵素もほとんどありません。

人と生活するようになってから雑食性になったといっても、それほど昔のことではありません。 野菜を摂らなくても、健康に影響を与えることはありませんが、摂りすぎると下痢をする可能性が高くなります。

人のように食物繊維を消化する酵素や腸内細菌が多くあればいいのですが、腸内細菌は腸の内容物1gあたり人の約1000分の1程度しかなく、消化・吸収に必要な腸の長さも、人と比べると非常に短いものです。 しかし、食物繊維も大腸を刺激して、便通をよくする整腸効果があります。

また、水溶性食物繊維は善玉菌の餌ともなり、善玉菌の増殖と活性化を促し、コレステロールなどの吸収を抑制する効果がありますので、適量の摂取は、便秘や下痢を防ぐだけではなく、肥満などを予防する効果もあります。

腸内の毒素や老廃物を排出する働きもあり、腸内の発がん性物質なども吸着して、便と一緒に排出し、がんの発生を抑制する効果も期待できます。 さらに、胃腸を含めた内臓の機能の低下した高齢犬にとっては、胃腸の働きを促進する効果もあり、老化予防にもなります。

最近、犬の肉食の食性に適したものとして、動物性タンパク質を重視したフードが多くなってきています。 牛や豚、チキンだけではなく、ラムやターキー、鹿などメインのタンパク源を重視したフードです。

肉食では穀物も野菜も不要ということで、食物繊維もほとんど含まれていませんので、そのようなドッグフードを利用されるときに、トッピングとして使われると、食物繊維の補給となります。 ダイエット効果を期待して与える際には、量に気を付けましょう。

大量に食べると腸内細菌により発酵し、ガスがたまりやすくなり、下痢や便秘の原因ともなります。 愛犬の様子を見ながら、少しずつ量を調整し、適量を把握するようにしましょう。